四四〇

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6/18/2024, 12:10:05 PM

それが怖く感じるほど

見上げられないほどの天井が

地球を覆う、宇宙。

それが怖く感じるほど

無慈悲で、遠慮のない

絶望、悲しみ。

それが怖く感じるはずなのに

何故が勇気が出てしまう

底。暗闇。

風と生きている事を感じる

一瞬の高揚感。

落ちて、痛んで気がつく

終わりの始まり。

–落下–

6/17/2024, 11:31:11 AM

こんなにも興味のないことも珍しい。

心許ない灯火のランタン片手に

真っ暗な世界を後戻りできずに歩く。

希望も、夢も、何もない。

火を消す勇気がないから

秒針と共に歳をとる。

本当に。それだけの事。

良くしようとも悪くしようとも思わない。

成り行きに任せ、何かに責任を押し付け

可哀想なフリをして

心許ない灯火のランタン片手に

真っ暗な世界を後戻りできずに歩く。


–未来–

5/3/2024, 11:39:09 AM

「誰にも言わないでね?」

「絶対誰にも言わないから」

に、一体どれだけ騙されたのだろう

くだらない大切な情報を

隠すようにみんなに振り撒く。

一時の驚きと自分だけが知ってる速報を

誰も知らないと思って誰かに発信する。

二人だけの秘密は

感染症のように広がる噂になる。

–二人だけの秘密–

2/26/2024, 8:49:02 AM

機嫌でも悪いのか。
何か不安があるのか。

浮かれた私を谷底へ落とす空は
地球に降り注ぐ影を一纏めにして
まるでこちらの不安を煽るかのよう。

かとおもえば、

真っ暗な雲から眩しい太陽が顔を出し
妙に明るい暗い世界を作り上げる。

泣きそうになりながら
なんとか堪える姿は

見ているこちらが
苦しめられそうで


–物憂げな空–

2/14/2024, 2:04:33 PM

女の子全盛期。

友情と確かな技術が試される日は

重い腰を上げてキッチンに向かう。

相手が女の子とタチの悪い小学生時代は

友情の駆け引き。

先生にバレないようにこっそり交換し

味を見定める。

友チョコの皮をかぶった義理チョコは

一体どんな味がしたのだろう。

これを機に愛が芽生える子たちを横目に

関係性と人間らしさが見え隠れする

チョコを口にする

–バレンタイン–

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