四四〇

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1/21/2024, 8:10:00 AM

音も無く色も無く

底の見えない底が

怖いほど広がっている。

まだ見ぬ世界と

人間の歴史が

沈んでいる

圧迫感に締め付けられながら

私も沈む。

–海の底–

1/20/2024, 7:50:10 AM

思い出す顔と声と温もりじゃ
もう物足りなくて

電話越しでは
満足できなくて

目を見て話したくて

抱きしめてほしくて

手を繋ぎたくて

君に


–君に会いたくて–

1/19/2024, 7:08:45 AM

過去を振り返る
そんな悲しいことをわざわざ綴る。

「自分はこんなにも不幸だったか」
そう思いたくないし

「あんなにも幸せだったのに今は…」
そう思うのも嫌だ

記憶を風化させないメモは

いつだってちょっと牙を向かせる。



–閉ざされた日記–

1/18/2024, 5:13:36 AM

冷たく。力強く。

一体どこにそんな力があるのか。

何もかもお構いなしで吹き荒れる。

冬の便り。

凍える季節を演出する風は

いやでも私たちに寒さを知らせる。

–木枯らし–

1/17/2024, 5:58:45 AM

思わず見惚れる

音が研ぎ澄まされる

声も思考も行動も

脳が全てを停止させる

一言で表すのが

こんなに難しいのに

出てくる言葉はただ一つ。

その言葉に凝縮されている

–美しい–

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