四四〇

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9/25/2023, 11:23:46 AM

同じ地球という惑星。
同じ地上。
同じ空。

同じ地球人という宇宙人が
生み出しているはずなのに

違う惑星のように
普段とは違う景色が
窓の外には広がっている。

予想を遥かに超え、
想像を超える景色。
思ってもいない景色。

不思議に思いながら
ひとときの楽園に
身を委ねる
汽車の中。

–窓から見える景色–

9/24/2023, 11:52:16 AM

気持ちは形にできない。
感情は内側のものだから。

それをなんとか君に伝えたくて
自分の持てる精一杯を表現する。

何がいいか
どうしようか。

それは景色だったり
プレゼントだったり

形にできないものを、
精一杯形にする

自分なりの気持ち。

–形のないもの–

9/23/2023, 10:05:10 AM

鉄の本数が少ないやつは
やっぱりちょっと
登るのが難しくて、

でもなんでか皆んな
高いところが大好き

手に豆作りながら
必死で毎日上を目指す
休み時間。

その達成感は
子供ながら
富士山の登頂にいる気分で

校庭の天下を取った気分で

陸より空を感じながら
陸を眺める時間

–ジャングルジム–

9/22/2023, 10:04:51 AM

夏のホラーもいいけれど
秋の心霊もどうだろう?

例えば涼しくなった気温が
ヒヤッとするこの温度は
気のせいなのか、なんなのか。

蝉の声が聞こえなくなって
鮮明になるこの声は
気のせいなのか、なんなのか。

鈴虫、コオロギ、
コウモリの気配と
私以外の誰か。

暗くなるのが早いから
なんで帰らなきゃいけないかって?

耳を澄ます必要もなく聞こえる
死者の声。

–声が聞こえる–

9/21/2023, 10:40:06 AM

見えてた肌が隠されて
「そんな服が好きなんだね?」
なんて珍しい姿にやっと気づいて

結いてた髪が解かれて
「そんなに髪長かったんだね?」
なんて今更気づいて

涼しくなるから
距離が近づいて

やっぱり好きだな
なんて改めて知って

頬に紅葉が色づいて
再び君に恋をして

–秋恋–

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