9/11/2023, 10:48:51 AM
二度と来ないのに
来年までお預けの今日をめくる。
まるで明日が当たり前に来るように
並んでいる数字を
見飽きた目で見つめる。
印をつけた日が
来ると信じて
今日を終わらせる。
また明日、
また明日も
なんて。
全てが杞憂に終わるのに
恐れてもいなかったことが
突然来るとも知らずに。
なんてくだらないことを考えながら
二度と来ないのに
来年までお預けの今日をめくる。
–カレンダー–
9/10/2023, 11:14:23 AM
何もないのに
何もかも失った感覚。
もともと何もない。
何かあったことすら忘れた。
なのに「何もない。」などと。
白か、黒か。
そんなことも分からない。
音は鳴っているのか
音とはなんだ。
心とは、ものとは、人とは。
私とは。
目に映る手足が私か。
見える世界が景色か。
–喪失感–
9/9/2023, 10:11:34 AM
私は世界に一人だけ
あなたも世界に一人だけ
あなたの友達も知人も
知らない人も
世界に一人だけ。
死んだら同じものは
生まれてこないもの。
命あるもの
吹き込まれたもの
世界に一人だけ。
ありったけある全てのものが
–世界に一つだけ–
9/8/2023, 11:08:03 AM
動悸 動悸…
内側から何がが
優しく沸騰する感じ
何かが私を掻き立てる
いい方へ煽ってくる
うずうずわくわく
どうき どうき
何かを踏み出す一歩。
ドキ ドキ
胸の鼓動。
–胸の鼓動–
9/7/2023, 10:10:30 AM
風の悪戯が
スカートと髪とお洋服を
靡かせる。
自然が彼女にかける
ちょっとした魔法は
佇んでるだけなのに
なんだか絵になる。
–踊るように–