物語は
書かれてしまった時から
終わりが決まってて
ゲームは
始めてしまった時から
終わりが決まってて
私の人生も
生まれてしまった時から
終わりが決まってて
その全てに作り手がいて
その道中をどうするのか
きっと楽しそうに眺めてて
みんな誰かのおもちゃにすぎない。
誰もが誰かを利用してて
そんなことすら
決まってて
–最初から決まってた–
燦々と照りつけては
地上を苦しめてる
ような気がする。
熱い暑い…なんて
なんだか太陽が悪いみたい。
でもね、
こんなに暑くなったのは
一体誰のせいなのか
よく考える。
人間の愚かな文明が
地球を熱くしてるだなんて
知って知らんぷりして
今日も暑いと
太陽を睨みつける
–太陽–
そういうものだと思ってるから
浄化される心地がする。
一定の時刻になれば鳴るから
帰らなきゃという気持ちになる。
誰か来たとわかるから
玄関先まで行かなきゃならない。
恋が実なら
鳴らさないわけにはいかない。
音はもはや宗教みたい。
聴いて当たり前。
それに意味が伴って当たり前。
それを信じて当たり前。
人の意見じゃない
無機質からの洗脳。
–鐘の音–
つまらない
くだらない
何をしているんだ。
分からない
でもやる。
何を求めてるわけでもない。
つまらないけど
今日という日を
「何もしていない」から
救ってくれている。
それだけで今は十分。
生きているだけで偉いのに
今日もつまらないことを
やってのけた。
何もしてないで埋まらない
人生と今年、今月、今週の
二度と来ない日を
埋めてくれたんだから。
–つまらないことでも–
分かる。
これは夢だ。
幸せな時間が続く。
そして時に残酷。
起きるまでは時が止まる
私の時間。
でも夢だと気づいたら
もう目覚めの合図。
余韻に浸るな。
でも、まだこのままでいたい。
でも何故が理不尽に怒られるのは嫌だ
冷静になれ。
これは夢だ。
起きて。冷静になれ。
現実に持ち込んじゃダメだ。
忘れろ。でも
幸せになるなら
覚えていて
–目が覚めるまでに–