この星に生まれてきたことに乾杯。
二度と誰も味わえない「終わり」に乾杯。
誰も経験できない終わりに乾杯。
この国に生まれてきたことに乾杯。
出会ってきた人に乾杯。
思い出に乾杯。
そして
君に逢えたことに乾杯。
君な合わせてくれた運命に乾杯。
最後のいう今日を君と過ごせたことに乾杯。
一緒に入れることに乾杯。
この日
–世界の終わりに君と–
もういい。
死んでもいい。
だいたいなんで生きてるんだ。
何が楽しくて生きてるんだ。
何もかもどうにでもなれよ。
知ったこっちゃねぇ。
どうだったいいんだよ。
まじウザい。
なんて稚拙な言葉が
いつも我慢してることが
簡単に口に出てしまうくらい
嫌なことがあった。
すごく疲れた。
ため息が出る。
やる気になれない。
もう本当に
–最悪–
言いたいことはたくさん。
言えないこともたくさん。
隠しておきたいはずなのに
どうしても誰かに言いたい
言ったら言ったで後悔するのに
一人では抱えきれない秘密
誤魔化すのは得意じゃなくて
だからずっと隠してるのにね
実はね私…
おっと危ない。
言っちゃいけないんだった。
–誰にも言えない秘密–
不自由にも思える
私の楽園
安心をくれる
私の楽園
悲しみに耐える為の
私の楽園
私らしく過ごせる
私の楽園
身動きのほとんど取れない
小さな楽園で
日々眠り、日々起きる。
もう少し広いと嬉しい
なんて思ったりしなくもないけど
住み慣れた小さな楽園は
心地がいいもの。
–狭い部屋–
世界中の人に会ったわけじゃない。
あまりにも狭い私の世界で
一際目を引く貴方の存在。
私に向くその意識が
ずっとむいてくれたら…なんて
これが恋かしら?
でも…
貴方にも、貴方の世界がある。
知らない人と会ったり
ずっと前からの友達がいたり
私が見てない貴方の世界がたくさんある
私たち皆んな違う世界を持ってる。
知り得ない世界を持ってる貴方は
私を見てくれるかな?
ほら なんて もたもたしてたら
私の知らない世界の
貴方の世界のあの子が
貴方の一等大事な子になる。
世界も意識も別々だ
–失恋–