NoName

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7/3/2022, 5:15:50 PM


普段は履かない少しヒールの高いパンプスが、
かつかつと鳴らすこの道の先に。

(この道の先に)

7/2/2022, 6:09:31 PM


閉じられた窓からの日差しのせいか、
あなたの肌がよりいっそう白く見えた。

(日差し)

7/1/2022, 4:08:04 PM


授業中、ふと窓の外に目をやった。
校庭には体育のクラスの集団が見える。
それをすっぽり覆うように、
透明なクジラが空中を穏やかに泳いでいる。
先生に名前を呼ばれて慌てて前を向いた。

(窓越しに見えるのは)

6/30/2022, 11:44:03 AM


足首につけた赤い糸のミサンガを
あなたはいつか切れることを信じている。
その糸が自分の足首にもついていたらなんて、
誰にも言えないけれど。

(赤い糸)



運命の赤い糸

「 いつか結ばれる男と女は、
足首を赤い糸で結ばれているとされる。 」

6/29/2022, 10:00:00 AM


待たせたきみにアイスの袋を差し出して、
3本の向日葵を後ろでぎゅっと握りしめた。

(夏)



向日葵の花言葉
「憧れ」「あなただけを見つめる」

3本の向日葵
「愛の告白」

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