待たせたきみにアイスの袋を差し出して、
3本の向日葵を後ろでぎゅっと握りしめた。

(夏)



向日葵の花言葉
「憧れ」「あなただけを見つめる」

3本の向日葵
「愛の告白」

瞳の奥で揺れる気持ちを隠して笑う君に、
「ごめんね」じゃなくて「ありがとう」と言えば、
なにか変わっていたのかな。

(君と最後に会った日)

花瓶のお水を替えて、ときどきは花弁に触れて、
「愛してる」とささやいて。

(繊細な花)

小さい頃に憧れていた腕時計は、
時間を測るものになってしまった。

(子供の頃は)

君の心もこの傘の中に入っていたらよかったのに。

(相合傘)