一度見た時から怖くて開けなかった地獄の絵本、この前ようやく捨てた。いつからあったのかは覚えてるけどどうして買ってきたのかはわからない。天国とセットだった。私には天国も少し恐ろしかった。あまりにもリアルじゃない絵柄で描かれても、幼心には怖いだけ。いつも見かけるたびにちくちくしていた。ようやく解放された。
天使は偉くなればなるほど人間からかけ離れていくし悪魔は単純に怖い。人間以外が支配する世界なんていくものか。
"天国と地獄"
夢を持つな。
現実を愛せ。
絶望しろ。
とは言ったものの、私なんて昔からそんなもんだし人生なんて不安しか感じない。私は私である前からずっと現実主義者だったような気もするし、絶望し続けていたような気もする。
夢だって見たことがない。
だからただ、今も昔も変わらずに生きろ。
希望を殺せ。
理想を憎め。
真実を持て。
"あの頃の不安だった私へ"
はろー、はっぴーわーるど。私は今日も幸せです。朝6時に起きて7時に家を出て乗り換えの駅でモーニングを食べて大学に行く。
講義でる。ちょっと寝る。帰宅途中にバイトする。
家に帰ったらお風呂に入って泣きながら勉強。
愚痴を言い合いながら勉強。
手に職、手に職と唱えながら、レポートを書き上げる。
本当は国試なんて受けたくない、こんな学部にきたかったんじゃない。でも手に職と唱える。
私にモラトリアムなんてない。だからと言って人生を棒に振ってるわけでもない。
私は人生を賭けて趣味に生きる。そのために金が要る。
だから、手に職。
"逃れられない呪縛"
茹だっていても冷えていても常温でも変わらない。
友達から始まったわたしたちも特に変わらない。
当たり前は物によって変わるってほんとだ
"透明な水"
もっと痩せなよ。ずっと言ってきたけど、言ってるけど、今の君がいいから付き合ってんじゃんね。
今のままでずっと愛してるよ。愛してる。
"理想のあなた"