風景

遠く眺める山はぼんやり色
春色の山桜がポツンと
通りは行儀よく並ぶ桜路
空の青さもぼんやり色で
ついつい口も大きく欠伸
時間がゆっくりと過ぎる

遠い約束

調布を通ると思い出す
駅前に噴水あったかな？
自転車置場だったかな？

別れ際に「10年たったら
逢おうよ」と言われた
けど約束は忘れる為にするのかな？


フラワー

花の命は短いと言う
私なら…短くてもいい
咲き誇れる時が有るなら

総ての人がその枝振りを
見上げ振り返り歩みを止め
感嘆する年に一度の満開を

新しい地図

お気に入りの場所何度も
読み返しマークを付け
畳みじわが破れた地図
愛着て…こんな些細な
事なんだろうな

好きだよ

憧れる言葉…好きだよ
巡り遭いたい
耳元で囁いて暮れる人に

空にむかって

くよくよする時に上を向く
雲の上の空を視る…そして
そのまた上の宇宙…そして

そこから見た日本…そして
そこから見た富士山を
そして…その頂に立って
自分を見れば…
なんて！
小さい事をくよくよして
いたんだと想う…
宇宙から見ればありんこ
より小さい事くよくよして
馬鹿ばかしくて笑っちゃう