私は今『寝たい。』
いろんなやりたいことがあるけど今は『寝たい』という
欲望が凄く強い。明るいスマホの画面を見ながら、
心の中が情けなさと罪悪感でいっぱいになる。
体がだるい、頭が痛い。ズキズキと痛む。
まただ、今日も学校行けないな。
柔軟剤の匂いがついているブランケットに
自分の顔を沈めて心の中で言い放つ。
『あぁ、寝たいな。』
朝から『さくら、今日は暖かいね』
今日もまたうちで飼っている 『柴犬』に話しかける。
言葉は話さないし、言葉のキャッチボールが出来る訳
でも無い、いつもこちら側からの一方通行。
散歩に朝から出かける時は、『朝日眩しいね〜さくら』
いつもの散歩コースにあるベンチに座りながら
私はさくらに語りかける。
夏に近ずいてる証拠だろうか。
暖かい風が私の体を優しく包むかのように吹いている。
『朝日はいいね〜暖かいね、さくら』
世界が終わるなら、
私は飼ってる『柴犬』と一緒に去りたい。
なんでなのって?
ただ『飼ってる』だけじゃないから。
一緒に散歩に行って、一緒にご飯を食べて、
一緒に怒られて、一緒に笑って、
一緒に経験経験した過去があるからこそ。
ずっと一緒にいたいって思う。
だから、
『世界が終わるまで』一緒に過ごそうね、。
いつからだろう。『最悪』が口癖になった。
友達に陰口を言われ始め学校に行けなくなった。
何もかも失って、同じような毎日を過ごす。
家に籠って夕方に起きてご飯も食べずスマホを見て、
夜中に活動し始めて朝方に寝る。
そんな生活だった。それでも罪悪感がない訳では無い。
どんどん鈍っていくのだ。
最初の頃は毎日息を殺すように泣いていた。
学校に行けなくなり起きれなくなった自分が嫌だった。
他人と同じ事をなぜ自分だけ出来ないのか、
つい最近まで出来ていたのに急に出来なくなること
どらだけ辛い事か、身に染みて最近わかった気がする。
『はぁ、最悪だ。。』