「理想のあなた」
理想のあなた
「あなたがもし、こんな感じだったらなぁ笑」
「そんなん俺じゃねぇじゃん」
「悪いところも受けとめるのが良いカップルだろ?」
「うふふ。そうだね」
そんな話をしながら彼と私はキスをする。
なんてね。
「理想のあなた」の"あなた"がいない私にはほど遠い願い。
だから理想の"あなた"がいるだけで私は充分幸せだ。
今日も「理想のあなた」ではなく、「理想の毎日」を暗い部屋のなかで考えることしかできない日々を過ごす
ねぇ、そこのあなた!もし良ければ私の「理想のあなた」のあなたになってくれない?
「愛があればなんでもできる?」
「もちろん!」と答えたいけど、分からない。
愛 が あ れ ば 、と思い込んできたけど、
自分が何かをすごく愛したところで、 心 の 穴 は 空 い て い く 。
埋まって、空いて、埋まって、空いて、その繰り返し。
愛されても、愛しても、何 か 違 う よ う な 気 が す る 。
完 璧 な 愛 があればきっとなんでもできるだろう、
きっと、
だから僕らは「 愛 」を求める。
「 愛 が あ れ ば な ん で も で き る 。 」 を 証 明 す る た め に 、
「後悔」
後悔なんて死ぬほどした。しすぎて思い出せないや。
まぁ、思 い 出 し た く な い だ け な ん だ け ど 、
また、女の子の色鮮やかな表情また見たかったなぁ、
そんなことを思いながら、
私もあの女の子と 同 じ 結 末 を 終 え た 。
「 風に身をまかせ 」
はぁ、、ため息を着いた。
誰も居ないこの場所で、
疲れきった私は 「 死 に た い 」
そんな言葉だけが頭の中に充満している。
死にたい、死にたい、死にたい、死にたい?
本 当 に 死 に た い の か ?
いや違う、本当は
生きたい、生きたい、生きたい
だけどもう無理。
" 幸せになろう " って思って立ち上がった瞬間
その先に 闇 が見えた。
「 あぁむりだぁ笑 」
やめよう、やめよう 、 。
本当は生きたかった、幸せになりたかった。
幸 せ に な り た か っ た か ら 生 き た か っ た 。
そんなことを考えて
私は風に身を任せ、 風 に な っ た 。
おうち時間でやりたいこと
好きな音楽に浸りながら、失神したい。