桜吹雪
舞い散るその
無数の花びら達を
ずっと見つめていると
気が狂う
そんな話
どこかで読んだような
狂ってしまえれば
どんなに楽かと
思った事も数知れず
もうすぐ
誰もが涙拭いた
桜散る季節も過ぎて
流れ落ちる汗と共に
恋が散った
暑い季節が来る
「桜散る」
また必ず会えるような、そんな気がしているんだよ
それは何故か、訳もなく確信めいていて
君の事思い出す日、確実に少なくなってる
それでも二人だけの何かが、消えずにずっと傍にあるんだよ
いつか必ず会える、静かにそう感じているんだよ
今は心遠く、他人より離れていても、
もう、永遠を思った愛を無くしてはいても、
二人また会える
もしかしたらそれは、遥か遠い未来の事かもしれない
きっとそうなんだ
今この生でなく
次の
きっと違う星で
そう
ここではない、どこかで
「ここではない、どこかで」
届かぬ想い
伝えなければ
届くはずもなく
いつか
⋯
いつか
なんて
来ないかもしれないのに
そう
もしかしたら
明日さえ
「届かぬ想い」
神様
その役割は
楽しいですか
ずっと
やっていたいですか
飽きませんか
もし
違う体験をするなら
次は
何になりたいですか
何をしたいですか
「神様へ」
貴方の住む街と
繋がってる
この広い空
見上げれば
同じ星や月や太陽が
いつだって
見られるのに
今は二人
下を向いて
歩き始めてる
想いの全てを
風船に詰めて
飛ばしてみようか
きっと貴方が
見上げるはずと
願いを込めて
遥か西へ続く
水色に澄んだ
遠くの空へ
「遠くの空へ」