落ち込んだ私の
話を聞いて
自分が解決してやろうと
親身になってる体で
あれこれ聞き出して
批判して自己満足し
アドバイス通りにしないと
立腹する人より
深くは入ってこず
ただただ聞いて
何も問わず
笑わそうと
変な格好してきたり
身を呈して
面白い写真を送ってきたり
あえていつものように
ふざけて貶してきたり
人生の場面場面で
真の優しさや思い遣りを
ふと考える時
思い出すのはいつも
そんな友達
「友達」
行かないで・・・
あの時素直に
口に出せていたら
何かが
変わっていたのかな
道の茨は
いつもこの身を雁字搦め
先行きは
高く角度のきつい壁ばかりで
二人きっと
疲れ切っていたよね
あの言葉が
トリガーになる事
分かっていたんだよ
そう
分かってた
貴方に
さよならを言わせる事を
「行かないで」
誰のものでもない
どこまでも続く青い空
境界線の無い空間に
見えない線を引いて
縄張り争い
歴史は
破壊と創造の繰り返し
きっと一番に
神が恐れているものは
何も無い
退屈な時間
「どこまでも続く青い空」
全て捨てて
新しくしたい
服も靴も
テーブルも椅子も
大切な
お気に入りだけ残して
なのに
どうして
お気に入りばかり
壊してしまう
貴方はもう
全て衣替えして
新しい靴で
私の知らない笑顔で
私のいない道
歩き始めたかな
記憶の引き出しの
ずっと奥に
ボロボロになった
私を仕舞い込んで
「衣替え」
ハスキーボイスに憧れて
風邪で声が枯れた時
ここぞとばかりにカラオケを
何処ぞのお偉いさんと歌いまくり
狙い通り声はしゃがれて
「ダンシングオールナイト」
を上手に歌えるようになった
「翼の折れたエンジェル」
もなかなかイケた
「ボヘミアン」
もうね・・・
あ〜
このハスキーボイスよ
どうか永遠に・・・
五日後・・・完治。
( ー̀дー́ )チッ!
「声が枯れるまで」