【特別な存在】
後ろからまた声をかけてくる
「よっ、今日は学校来れたんだな」
「うん、おかげさまで」
「よせって、照れんだろ笑」
「ごめんごめん笑」
僕の不登校を直して、僕の自殺を止めてくれた
僕のたった1人の親友。
いや、親友というより「特別な存在」に近いのかも
しれない。
【バカみたい】
中学1年生学年末テストで私は過去最低点を続々と
出していた。
先生方のご厚意のお陰で評定は「4」で留まっている
科目が多いが点数が下がりすぎている。
学校最終日、家に帰宅し母と弟が言った。
「塾難しい?」
「自分はやってるつもりでも、勉強量が足りてない
のよ!」
「まぁまぁ、姉ちゃんも図星言われたら嫌やって」
私は何も言えなかった。
図星というより、情けなかった。
テスト期間中の勉強法を思い返せば自分が恥ずかしく
なる。
スマホを見ながら勉強、深夜遅くまで勉強、リビングで
勉強、ワークを一周もしない、寝不足の状態でテストに挑む、全て今まではきちんと出来ていた事だ。
私は明らかに退化している。
自分では〈勉強した気になっていた〉理科。
ワークを完璧にして、今までで1番自身があった。
だが点数はいつもより10点ほど低かった。
自分で勝手に、一生懸命頑張ったつもりになって
勉強した気になる。
きっとテストでいい点をとっても母さんは褒めては
くれないだろう。
自分なりに努力したのにそれが結果として出ず、
否定される。
「ああ、勉強するなんてバカみたい」
【二人ぼっち】
お前、なんで学校来ないの?
だって…学校行っても一人ぼっちなんだもん
……笑
何よ…
な〜んだ、そんなことか
そんなことって…
私はこれでも悩んで…!
ねぇ、学校来なよ
一人ぼっちじゃないからさ
何言ってんのよ…
おれと二人で学校行って、二人で授業とか受けて、
二人で帰ろ!
始めの方はだるいかもしんないけどさ!笑
おれと二人ぼっちしよーぜ!
なにそれ…笑
…考えとく。笑