お題:枯葉
春の足音が聞こえる季節だというのに
一枚の枯葉が宙を舞う
なんだか自分と似ていて何気なく話しかけてみた
「お前も俺みたいに仲間に取り残されたのかー?笑」
勿論返事は返ってこないのだが。
ん?…周りの目が痛いが気にしない事にしよう
俺も枯葉みたいに舞う事が出来たらなぁ
なんて考えても意味ないか…笑
もう俺は昔みたいに戻れないんだよ
お題:誰よりも
誰よりも君の近くで過ごして来たのに
君が壊れた時、僕は何もしてあげられなかった
「俺が何したって全て無駄なんだよ!!はははっ…!もう何のために生きればいいんだよ、!」
僕はただ見ている事しか出来なかった
君にとって僕は誰よりも君の近くにいて
誰よりも君から離れていた
あの時何かしてあげられたらと誰よりも後悔している
お題:10年後の私から届いた手紙
10年後の僕から手紙が届くとしたらそれは
「とにかく勉強しろ」だろうな
僕の学力は終わってるからね笑
…笑ってる場合じゃないね
はぁ、10年後の為に勉強するか
勉強の事だけ心配するなんて本当僕らしいな
お題:伝えたい
僕は誰かに何かを伝えたいと思った事はない
他人と関わる必要がないし、面倒だからだ
これをを続けていたら本当に何も伝えられなくなった
まぁそのおかげで誰とも喋らずに過ごしていける
これでもう誰かに何も言われなくていいんだ、!
お題:この場所で
俺は気が付いたら真っ白な空間にいた
頭が酷く痛む、それに手が鉄臭い
辺りを見回すと他に数人の男がいて、彼らも俺と同じで気づいたらこの真っ白な空間にいたようだ
状況を把握しようと話しかけるが話しかける事、つまり喋る事が出来なかった。
声が出なかったのだ、そもそも最初からおかしかった
何も感じない、何も聞こえない、ただ真っ白な空間が
永遠に続いている
俺達はこの場所で何をすればいいんだ?
しかし彼らは気づいていなかった
彼らは永遠にその空間から逃れる事は出来ない…