前まで繋がっていた赤い糸も全て
君からの嘘の愛だった
今では解かれた黒い偽糸。

幸せだったあの頃の空は
まるで私を押すように
たくさんの雲が並んでいた
そう。それは入道雲

恋も勉強も才能も努力も地位も権力も
全て教科書のように
綺麗に正解を並べられるわけじゃないんだ

だからこそ期待しないでほしい

ここではないどこかに居たとしても
私はきっと
数分足らずとも彼のことを愛しているはず
たとえ記憶が無くなっても。