玉蜜

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9/1/2025, 9:25:49 AM

8月31日、午後5時



学生の頃のように

締め切りに追われながら

必死に取り組む

編集作業


ページ区切りは?

ページ数は?

表紙も作るの?

どうやって?


パソコンとにらめっこ

インターネットで調べまわる

試行錯誤

こうか?あれか?

うまくいかない…


なんとか原稿が仕上がった

時計を見るとてっぺんだった

9月1日になった

学生の頃なら終わってたな




※1年かけて書き溜めた詩(のようなもの)を
本にしました。
485ページの厚い本になってしまいました。
これから先書き溜めたらまた本にしようと思います。




8/31/2025, 9:47:20 AM

ふたり



小学生の頃、

同じクラスのそんなに仲良くない子と

下校することがあった

それなりに楽しく

無難に会話しながら帰ったりした

結局 その子とそれ以上仲良くなることはなく

学年が上がるたびに

やっぱり疎遠になっていった

8/30/2025, 6:21:48 AM

心の中の風景は



子どもの頃からずっと

強くてやさしくてカッコいい

素敵な男性の胸で眠ることを夢見る

父の胸で眠ることは叶わず

8/29/2025, 9:20:36 AM

夏草



夏も終わりがけの北部の牧場

陽はまだ強いが

風が涼しい


日傘をさして

こんもり茂った芝生を歩く

広い牧場

風が運ぶ牛のにおい

遠くにまばらな牛の群れ

老いたやせ馬


今年の牧場は今日で見納め

やがて冬になれば

ここも雪に閉ざされる

その間 牛たちはどう過ごすのだろう

春の芽吹きのときまで

8/28/2025, 9:34:15 AM

ここにある



無邪気な少女も

厳しい批判者も

ステキな王子様も

思慮深い賢女も

枯れた老婆も

達観した仙人も

三十路の独身女も

すべて すべて

私の中に

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