玉蜜

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6/30/2025, 10:23:09 AM

カーテン



晴れた日の大窓

そこにいた黒猫

レースカーテンがゆれるたび

黒猫は薄く透けて

消えてしまう

あたかも誰もいなかったかのように

今までのことは幻だったと

そう言いたいかのように

6/30/2025, 3:42:51 AM

青く深く



あなたの口付けで わたしは息ができる

青い海の底

ゆらめく光

閉じる肺

あなたの口付けで 生き返る

6/29/2025, 9:32:31 AM

夏の気配



朝 蝉の声で目が覚める

汗だくのシャツを脱ぎ

窓を開ける

青白い空 弱くも明るい日差し

風はぬるく 青い草の匂い

太陽はまだ寝ぼけて顔を出していない

今のうちだ


軽装に着替えて外へ出る

いざ朝の散歩

今朝は蝉の大合唱響く並木道へ


まだ熱すぎないアスファルトから

たちのぼるさわやかな熱気

春には花を咲かせた

濃緑の葉をたたえた桜並木

人の声はしないが

蝉の声はうるさい


帰りに田んぼの横を通りかかる

田んぼにたまるぬるい水たまりに手を入れてみる

よかった

おたまじゃくしは煮えていないようだ


そろそろ帰ろうか

太陽が本気を出す前に


6/28/2025, 9:54:33 AM

まだ見ぬ世界へ!



いざ、千葉の幕張メッセへ!

ペンラ持って

タオル首にかけて

カバンにアクキーつけて

拝みに行くぞ

推したちの勇姿を!

3DCGの推したちを!


#人生初のライブ参戦

#ちなみにポムフィオーレ寮箱推し

6/27/2025, 9:33:00 AM

最後の声



毎朝遅刻ギリギリで会社に出勤するわたし

それを見たベテランおじさん社員

「もう出社時間過ぎてない?」


ギクッ

いや、今日はたまたま数分オーバーしただけだし…

でも、うーん やっぱりよくないよなー

明日からはもっと早めに家を出よう…


それから3ヶ月間、わたしは遅刻せず

ちゃんとした時間に出勤できるようになった

その間、おじさん社員は

病気を患い この世を去った


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