玉蜜

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6/11/2025, 2:30:21 PM

雨音に包まれて



休日 大雨

真っ暗な部屋

まるでこの世の終わりのよう


こもる蒸し暑さと汗のにおい

昨夜は下着姿で寝てしまったらしい

体が石のように重い

ベッドに横たわったまま動かない

ざらざらのメッシュの敷き布団が肌をこする



昨夜の記憶を辿る

最後に見た時計は何時だった?

草薙素子になったつもりで

手のひらを閉じたり開いたり

視界に入る自分の肢体に

ふと艶めかしさを覚えたり

6/11/2025, 9:41:38 AM

美しい



赤やら

青やら

黄色やら

派手な色の熱帯魚たち


絶えずひれを動かし

身をひるがえせば鱗が輝く

無垢な眼玉は透きとおり

針でさわればはじけそう


彼らはいま 生きているだけ

動きはじめた心臓を止めないように

ただ生きているだけ

6/10/2025, 9:45:59 AM

どうしてこの世界は




わたしは

あるていど

ともだちとは対等でありたいとおもっていて

いま目の前にいるともだちに対して

このこはこういうところがあるから

わたしよりかしこいとか そうでないとか

夢にも思わないのだけど


どうやらそうでもないこが

大半のようだ


きょうわかった

いままでのわたしは

わたしを低くみつもりすぎた


わたしはふつうに生きているだけなのに

それだけなのに

6/9/2025, 9:25:37 AM

君と歩いた道



小学生の頃の通学路

よう一緒に歩いたね

めっちゃ長距離じゃったけど

君と一緒だったから

遠くても平気やったよ


あの通学路も

今見れば

めっちゃ小さくて

距離もたいしたことない…

いや 距離は変わらず長かったわ

6/8/2025, 7:52:51 AM

夢見る少女のように



女性と少女の境はどこだろう

初潮がきたら?

処女じゃなくなったら?

結婚したら?

子どもを生んだら?


本当はそんな境はないのかもしれない

女性はいくつになっても少女だから

かよわい花を愛でるように

優しく優しく 扱ってほしい

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