8/11/2024, 11:48:12 AM
麦わら帽子
あなたがくれた 麦わら帽子
ターコイズカラーの大きなリボン
小さなパイナップルのチャーム付き
風に揺れる 麦わら帽子
海辺を並んで 歩いたあの日
最後に被ったのはいつだったかしら
あなたがいなくても もう平気
8/10/2024, 1:39:17 PM
終点
電車に揺られてたどりつく
終点 そこは海の街
かつては船も行き交った
面影 そこは港街
太陽 青空 ぬるい風
道ゆくお年寄り さびれた商店街
かつてここで育ったわたし
わたしのからだは
それらで できている
※なるべく明るい詩を書いていこうと思います。
8/9/2024, 12:04:06 PM
上手くいかなくたっていい
子どもの頃にそう教わっていれば、
この歳で精神科のお世話にならずにすんだかもな
8/8/2024, 1:09:37 PM
蝶よ花よ
私は、女。どこにでもいる女。
長女、30代。
未婚、一人暮らし。
職業、OL。
両親は健在、きょうだいは弟1人。
弟は、長男。30代。
未婚、実家暮らし。
職業、なし。
人前に出ない、家族とも話さない。
親戚をまわって挨拶するのは、いつも私。
飲酒する父に代わって運転するのは、いつも私。
飼い猫を病院に連れていくのは、いつも私。
家族に頼られるのは、いつも私。
お墓を相続しなければいけないのも、私?
幼少の頃から無鉄砲で向こうみずだった私は、
お前は男の子みたいだ、とよく言われていた。
本当に男の子だったら、よかったのにな。
※この作品は、一部フィクションです
8/7/2024, 1:51:10 PM
最初から決まってた
最初から決まってた?
それってなに?
出生?性別?遺伝?運命?
「最初から決まってた」ら、
もう一生変えることはできないの?
「最初から決まってた」と思っていたことは、
「最初から決めつけていた」ことなのかもしれないよ。