あの日交わした約束は
二人だけの秘密
もう果たされることがなくなって
わたしだけの秘密になった
一人墓まで持っていく

優しくしないで
そこに打算がないのなら
あなたのその優しさが
わたしには眩しすぎるから
優しくしないで

パレットの上の
色とりどりの色彩
欲ばってすべてを混ぜたら
真っ暗に変わってしまった
もう戻ることもできない

ここではない
楽園を求めて
さまよい続ける
もうあの楽園には
帰れないのだから

わたしの心は
風に乗って舞い上がる
あの風船
ふわふわ漂って
いつか誰かに届けばいい