「待ってて」なんて
呪いを残したあなたが
今は向こうで
待っている
もう少しだけ　待ってて

声を嗄らして伝えても
あなたの心を少しも揺らせないのなら
伝えなくても同じじゃないか
なんて
いつもの言い訳

この場所で
骨を埋める覚悟だったのに
あなたとの
思い出がありすぎて
もう居られない

誰もがみんな
幸せな世界
そんなのありえない
あいつが幸せだと
わたしは不幸だから

響く鐘の音
空を舞うブーケトス
見上げて祈る
どうかあなたが
獲らないように