一輪の花


僕の中にしまってある
内緒の本の一頁
モノクロの世界に
色鮮やかな一輪の花
静かに微笑むそれは
たいせつな
たいせつな
キミの笑顔

魔法


いつだってかけられる魔法
つらいときも
かなしいときも
その言葉は私だけが知ってる
ココロがあたたかくなる魔法
どんなときも
空を見上げて笑ってみる
私だけが知ってる魔法

あなたは誰


鏡の中
不思議な旅が始まる
猫が眠る月をすべり
森の奥へ誘われてく

あなたは誰
私はあなた

ほうき星が流れて
テディベアが手招く
きっともう
永遠に醒めない夢

手紙の行方


いつかまた逢えるはずと
ちいさな約束をした
君に伝えられなかった
言葉たちは
風に乗せてうたおう
これが最後になるとしても

君の声がする


今どこにいるの
泣きつかれて眠る
頬に風が触れる
いつかまた
めぐり逢うため
彷徨うふたりは
まだ出逢えずに
ささやかに聞こえる
その声をたよりに