君の声がする


今どこにいるの
泣きつかれて眠る
頬に風が触れる
いつかまた
めぐり逢うため
彷徨うふたりは
まだ出逢えずに
ささやかに聞こえる
その声をたよりに

ありがとう


あの頃の私は
なにもかも信じれなくて
踏み出すこともできなくて
泣いてばかりいた

｢たすけてほしい｣
その一言を言えばいい
僕は待ってるから

そんな言葉
言ったことなくて
知らなくて
でも手を伸ばしたら
あなたが掴んでくれた

いま心から言える
あなたへ感謝の言葉
｢ありがとう｣

静かな夜明け


幕が開ける
スポットライトをあびて
裸足で一歩踏み出す
ピアノに合わせて
爪先が踊れば
静かな夜明けの
音が聴こえる

永遠の花束


通りの向こう側
あなたを見つけた
咲き誇る笑顔は
永遠の花束
ずっとずっと
たいせつなたからもの

バイバイ


ボタンひとつでおわる
ぜんぶぜんぶおわらせる
もし心の片隅で
思い出が寂しがっても
僕はぜんぶおわりにする
……バイバイ