勿忘草

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7/29/2024, 10:13:36 AM

嵐が来ようとも


そんなこと誰も知らない
その色も香りも手触りも
いつ咲いたのかも
いつ散るのかも
僕に何ができるのか
わからないけれど
手を離さないと誓うから
僕がいること忘れないでね

7/28/2024, 10:33:13 AM

お祭り


遠く聞こえるお囃子と
揺れる提灯のあかり
もうすぐ夜空に
ランタンが浮かぶころ
君へと想いが届くよう
祈りながら川べりを歩く
花火は鮮やかに空を彩り
儚く消えてゆく
隣に君がいない夏

7/27/2024, 11:04:27 AM

神様が舞い降りてきて、こう言った。


あなたはあなたのままで在ればいい
他の誰でもないのだから
明日できることは明日にして
今日を笑顔で過ごしなさい

そう言ってくれないかな

7/26/2024, 6:26:46 PM

誰かのためになるならば


こんなつたない
僕でよければ
手を差し伸べよう
笑顔で迎えよう
それがめぐりめぐって
僕に返ってこなくても
他の誰かに繋がれば
やさしくなれると
そう思うんだ

7/25/2024, 10:38:25 AM

鳥かご


扉は開いているのに飛び立てない
とまり木にもいられずに
横たわったままの僕
歌う君が見ているのは
どんな景色なのだろう
星が瞬きだす
君の声も聴こえない
このまま静かに眠りに落ちる

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