懐かしく思うこと

兄たちが家で喧嘩して
皿を投げ合って
取り付く島もないので
夜中に母が弟とわたしを
外に散歩に連れてってくれた
歌を歌ってくれた

あまりないけど
幼い頃の思ひ出

世の中なんて醜くて
真っ暗で希望もない
そんなふうに卑屈になっている僕も
確かに存在していて

別の世界線で
輝いている僕も
確かに存在している

そのもう一つの物語を
妄想しながら
今を生きてる

おやすみなさいと挨拶したあとで
湿布をし忘れたことに気づき
暗がりの中冷蔵庫まで辿り着いた
目が完全に闇に慣れてから
湿布貼るのに電気つけないと意味ないことに気づき
今度はまぶしいと思いながら
湿布をして
自室に帰って寝るところです
みなさん、良い夢を

幼き日
友の家にて
招かれて
初めて嗅いだは
紅茶の香り

愛言葉は
嘘のない気持ちを捧げよ