久しぶりに
夢を見た

あれはどこだろう

きっと
誰も知らない
遠くの街

おかしな状況だったけど

思い出せるのは
君が運転する車の助手席に私がいて
どちらからともなく
そっと
手を触れる
そんな夢

君はいつまでも
私の心を奪ったまま

いい加減
忘れさせてよ

忘れられないほどに
好きだったのに
私達はお互いの顔を知らない

でも、
あの時確かに
私達は目と目で会話をしてたし
通じ合ってたような気がする

泣きそうな目で笑っていた
マスク越しのスマイルを
忘れることなんて
できないんだ

どこにも書けないこと
誰にも言えないこと
本当の
嘘偽りのない
自分の気持ちを
ここに綴っている

行き場のない想いを
吐き出すことで
なんとか
自分を保っている

時計の針を戻したい

君と出会う前に

そうすれば
こんなに苦しむことは
なかったのに

君は何も知らないだろうけど

お願いだから
私を
君と出会う前に
戻してよ

本当は知ってるんだ

君にはもう二度と会えないことも
君がもう私のことを思い出したりしないことも

最初から知ってた

それでも
やっぱり

どこかでばったり会えるんじゃないかと
君が私と同じ気持ちでいてくれるんじゃないかと
期待している自分がいる

1000年先には
巡り巡って
今度こそ一緒に生きていけると思っていたい