途綺*

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6/17/2023, 2:08:16 PM

「未来」から連想する言葉たち


指先を絡める
貴方の傍に居たい理由
小さな背中で担うもの
月夜の向こう側
まだ約束はできない
貴方が幸せであるように
星空に願いを込める
君の背中を追いかける
差し出された手を握る
カーテンの中で誓う

6/15/2023, 12:38:09 PM

「好きな本」から連想する言葉たち

誰もいない図書室の窓際
君の気持ちをなぞりたくて
下から二段目の一番端の絵本
貸し出し記録の名前
色褪せた表紙
私の思い出を貴方に贈る
貴方が視た世界を覗く
夢に飛び込む
記憶は色褪せない

6/14/2023, 11:19:39 AM

「あいまいな空」から連想する言葉たち

片想いの相手との相合傘
仲直りのために差し出した手
端が茶色くなった薔薇の花びら
スニーカーで踏み込む水溜り
三番手で入るお風呂
子供時代の太陽の色
時々音痴なハミング
日陰に残る雪
砂に書いた約束

6/11/2023, 2:43:06 PM

「街」から連想する言葉たち

人々の心が集う場所
誰も私のことを知らない
空を遠くする背の高い建物
陽を反射して輝くビル
すれ違いざまにぶつかる肩
ひとの間を縫って歩く
欲と嫉妬に濡れた路地裏は眠らない
片隅で膝を抱える