子供の頃の夢

パティシエ…
お菓子の世界に憧れて…

初めて見たお菓子本に
お菓子の家。

お菓子の家に住みたいと
思っていた。

夢の世界。

甘い香りに包まれた
家なんて…夢のよう

どこにも行かないで

わたしのそばにいて…
いつもフラット行っちゃうの

もう、いやだ
どこにも行かないで欲しい

そう言えたら…
引かれそうでこわくて怖くて
言えない

何も言えないの

我慢ばかりで疲れた

君の背中を追って

遠くから…君の背中を
見つめてるの

何処かに行っちゃいそうで
こわいから…

君の背中を見えなくなるまで
追いかけていたいの…

不安でたまらない
君が離れていきそうで…

好き、嫌い、

は紙一重

好きでも嫌い
嫌いでも好きになる

憎しみも湧くし、好意もある

どちらでも、感情が揺れ動く

辛いし苦しい
切ない…

雨の香り、涙の跡

別れ話をする恋人同士
帰り際に急に雨が降る…

別れたくないの…と彼女
縋り付く

ごめん…数少ない言葉の
彼氏

彼女を見ずに、去っていく

彼女は呆然と立ちすくむ
涙が止めどなく…涙の跡

胸が痛いの…辛いの…
もう、会えない…

涙が止まらない…
嗚咽しながら…

でも、誰も助けては
くれない

途方に暮れる

どうしましたか？
と優しい貴方が
声をかける

救われた気持ちがした