雨の香り、涙の跡

別れ話をする恋人同士
帰り際に急に雨が降る…

別れたくないの…と彼女
縋り付く

ごめん…数少ない言葉の
彼氏

彼女を見ずに、去っていく

彼女は呆然と立ちすくむ
涙が止めどなく…涙の跡

胸が痛いの…辛いの…
もう、会えない…

涙が止まらない…
嗚咽しながら…

でも、誰も助けては
くれない

途方に暮れる

どうしましたか？
と優しい貴方が
声をかける

救われた気持ちがした

糸

繊細な糸だけど…
何処かでちゃんと結べるように
願ってる…

きっと…
まだ見ぬ貴方かもしれないし
もう出会ってる貴方かもしれない

それは…
わからない

届かないのに

虚しい恋は切なくて
想いを告げても…心は
届かない

なのに

未だに貴方を想ってる
悲しい

記憶の地図

過去から今に至るまで…
記憶の地図を作って
きたんだなっておもう。

まだ…地図は曖昧で
分かりづらい状態

分かるまで…何度でも
迷路にハマりながら
少しでもいいから、
光りが差し込む時が
あればと考える…

光りを数えて、生きて
いきたい

マグカップ

貴方とお揃いのマグカップ
ペアルックみたいでうれしいの…

一緒に飲み物を飲んでる
気持ち…

しあわせ…