11/8/2024, 10:02:46 AM
思い出に意味は無い
感傷に耽っても
何にもならない
木陰でゆっくりと風を感じて
眠れたらいい
11/7/2024, 11:33:30 AM
あなたは誰?
目の見えない女の子が手を伸ばす
道行く人は
誰しもが通り過ぎ行く
伸ばした手は空を掴む
その手をそっと包む温かな手があった
僕のこと
今日からゆっくり
知ってほしいな
ずっと見ていたんだ
目が 見えないの?
ーうん
でも あったかい手
ありがとう
私はこうして
あなたと出会ったの
11/7/2024, 7:40:50 AM
さらさらと流れるような日々に
ふわり
君が現れて
ぼくは
君のいない世界が考えられなくなった
ある
柔らかな雨が降る日
相合傘で初めて
手を繋いだ
これからも
君の手を
繋いでいたい
そう言うと
君は笑って
ありがとうと言った
夢のような虹を2人で見た
君が居る
君が居る
幸せなこの時間を
ずっと
11/5/2024, 6:09:30 AM
猫の親子が道路を横断していた
ちびすけが横断するのを躊躇して
不意に私を見た
私もちびすけを見ていた
母親と思しき猫が
ちびすけを向かいに来て
猫の親子は道路脇から姿を消した
猫の尻尾とはどうしてこうも
哀愁を誘うのか
犬の尻尾は常にフリフリして居て
そうでも無いのだが
猫の尻尾は
哀愁漂う様子である
まる尻尾
カギ尻尾
なんにせよ
猫の尻尾は
ゆらゆら
フリフリ
感情豊かである
11/3/2024, 12:19:01 AM
余命を医師から知らされ
僕はスマホに
声の日記を付け始めた
声が出せなくなるまで
日記をつけよう
眠りにつく前に
いつもの不安が僕を襲う
その事も話した
いつか
家族はこの録音を聴くだろうか
愛しい僕の家族へ
許してくれ
僕は先に行くけれど
声は残しておくよ
大好きだよ