「輝き」
私は自然に輝きを見る。
特に夜。
月より星が好きだ。
幾千光年を経て届く光。
輝いて見える。
緑の木々の隙間から差す光も綺麗だ。
陽射しに当たるのも大事。
ビタミンDが作られるのだとか。
私の目は漆黒。
その目に輝きが戻る日は来るのだろうかと
ふと、思う。
「時間よ止まれ」
時間よ止まれと思ったことって
あまりないかもしれない。
日々は波を繰り返しながら進んでいく。
光と陰を纏って。
海底の陰で止まり続けるのは
地獄だから。
では、頂きで光を浴び続けるのは?
初めは気持ちがいいだろう。
次期に疲労で海底に引き摺り込まれる。
凪。光と陰がゆったりと現れる凪。
または、小さな小さな耐えうるほどの波。
それなら時間よ止まれって思うのかな。
私はそれを待ち望んでいるのです。
「君の声がする」
毎日、君の声がする。
当たり前じゃなくなる日が来るのだろう。
必然な日常は無い。
同じ日は二度と来ないのだ。
今はいろいろ残しておけるね。
思い出は大切だよ。
でも、執着は苦手だ。
執着してしまう方だけどね。
時が経てば、忘れてしまうことも多い。
また明日も、
君の声が聞けるよう願って眠る。
「ありがとう」
私を支えてくれるすべてに
ありがとうを。
言っても思っても考えても足りないほどの
伝えきれないありがとうを。
もらったありがとうって
どうやって返せるんだろう。
いつも考える。
みんな、返さなくっていいんだよって
言ってくれるから。
でも、返していきたいのね。
感謝の気持ちだから。
お互い様だと思うから。
だからまた、今日も明日もその先も
私は言うのだろうね。
ありがとうと。
「そっと伝えたい」
私には何もないのです。
病気になる度、奪われていきました。
何度も立ち上がり、奮い立ち、努力しても
それらは奪われていきました。
繰り返されるそれらにもう耐えられないのです。
燃え尽きてしまった。
平均寿命なら、人生はまだ半分残っている。
私は平均寿命まで生きられないでしょう。
そう感じています。
今、そっと伝えたいこと。