太陽
月と太陽の関係の君と出会えて嬉しかった
絶対になかよくなれないとおもって離れていたのに
君から近づいてくれた時はびっくりした
話しかけてくれてありがとう
そして付き合ってくれてありがとう
そう伝えたかったのに君は僕を庇って先にいってしまった
ほんとにごめんなさい
僕は君のことを絶対忘れられないと思います
こんな僕だけどこれからもよろしくお願いします。
鐘の音
シンデレラの話を知っていますか?
あの話は0時の鐘が鳴ったら魔法が解けてしまうと言う話だ
あの話は実話なのかもしれない
よくそう思ってしまう
僕の彼氏も0時になったら甘え始める
だから僕は0時の鐘が鳴るのが待ち遠しい
早く鐘の音を聴きたい
そう思いながら毎日楽しみにしている
毎日話したい人がいる
嫌われてもいい
どんなことを思われてもいい
楽しかったこと、悲しかったこと
つまらないことでも
なんでもいいから話したい
あなたが私の名前を呼んでくれるまで
目が覚める前に
私には夢でしか会えない人がいる
夢でしか会えないが、とても好きだ
恋愛感情を抱いてしまった
夢で出会って丁度1年ほど
目が覚める前に告白してみようと思う
入学して丁度1ヶ月の体育の授業中に倒れた
原因は、貧血とストレスという至ってシンプルなものだ
すぐ治るものだと思い保健室で寝ることにした
保健室には先客がいて、寝ていたから身長はわからないが
細身の男子が寝ていた
使えるベッドが一つしかないから今日は帰ることにした
家に帰ってすぐのことだ
学校から電話が来て病院に行くことになった
話の内容はわからないからとりあえず母と車で病院へ向かった
まさかの入院と言うことになった
色んな手続きをして病室へ向かっている途中、
見覚えのある後ろ姿が見えた気がした
荷物をなおしてベッドで外を眺めていたら隣のベッドの人が
帰ってきた
私は制服のままだったからか隣の人が話しかけてきた
「〇〇高校の子?」
「なんでわかるんですか」
「いやいや、ここら辺の高校でしょ」
「確かにそうですけど」
「それに、俺も同じ高校だし」
そう言われて、ばっと隣を見た
まさかの保健室の男子だった
『え、なんでいるんだよ、てか、急に話しかけないでくれ』
そう思いながら、適当に話を流した
その日から毎日話すようになった
名前は遥兎で、3年らしい
話し始めてから毎日が楽しく感じた
歳の差はあるが相談をよくするようになった
遥兎の前では泣くのも恥ずかしいと思わなかった
退院したくないと思うほどに、
入院してから3ヶ月ほど経った頃に、遥兎に告白された
私も好きだし、告白されて嬉しかった
でも、もし自分の体のことが悪化したらって考えたらOKするか
迷ってしまう
それに、いつもみたいに話しかけてくれないかもしれないと思
うと少し複雑な気持ちになった
告白の返事は、NOを選んだ
退院して少しした頃、私より1週間くらい早く退院した遥兎に
学校で会った
それも、保健室でだ
気まづすぎるが遥兎は話しかけてきた
「返事ちゃんと考え直してくれたりした?」
確かにそう言われた気がする
「考えたよ、でも、」
「あの日の告白は忘れてくれていいよ」
「…え?」
私はあの日の告白はとても嬉しかったし、OKしようとしていた
忘れられるはずない
「遥兎待って!わたしちゃんと考え直した!私は遥兎が話しか
けてくれた時から遥兎のことが気になってた!今OKしても許し
てくれる?」
少し怖かった、泣きそうだった
どんな返しが来るのか聞きたくもなかった
「いいの?ほんとに?後悔しない?」
まさかこんな返しが来るとは思っていなくて泣いてしまった
後から聞いた話だが、あそこの病室は必ず男女隣になったら
付き合うらしい
だからこう言われている。
【運命の病室】と、