運命の赤い糸
彼が好きだ
私に対して笑いかけてきてくれる
そんな彼が好き
でも、この気持ちは一生心の奥深くにしまってお
くつもりだ
何故なら、彼には奥さんがいる
最初は嫉妬したけど彼が奥さんに笑いかける視線
は私の時とは全くの別物だった
私は、その時人生で初めて「失恋」をした
彼が奥さんに送る視線は「恋...いや、愛」の視線
だった
勝てない
私はそう悟った
涙が溢れてきた
やるせないこの気持ち
...ごめんなさい
やっぱり発言を撤回させて欲しい
私、彼を諦めきれない
どうしようもなく好きなんだ
途方に暮れていた
そんなときに見つけた
赤い糸
私はそれを辿った
彼につながると信じて
この赤い糸が「運命」だと信じて
私は進む
本日未明東京都内の女子高生が行方不明になりま
した
友達と遊びに行ってくると言ったきり帰ってこな
と警察に通報がありました
警察は誘拐とみて捜査を続けています
(完)
君と最後にあった日
昨日だったけ
覚えてないや
まあもうあわないけど
さようなら
たぶんこれが君と最期にあった日だ
昔から僕は花をいじめてた
そのたびに胸がチクチクして凄く苦しくなった
でも、なんだか止められなくて5年くらいやってた
そんなこともすっかり忘れてた今日
あの花があった
いやいやもう子供じゃないんだから
......
これ、無理だ
グシャッとつぶした
破いた
原型がなくなるまで引き裂いた
溶かした
煮た
焼いた
そして...
食べた
こんなこと異常だとは思ってる
だから嫌だったんだ
必死の思いであの花が視界からはいらないようにとおくにひっこしたのに
アノハナガぼクのし回から気えるように
嗚呼、モウモドレナイ
最期に築いた
タブン
この華は
ボクノ
ココロだ
オレハシラヌマニ自分でジブンを殺してた
このすぐこわれる繊細なハナは
私のこころをアラワシテイタノダロウ。
~完~
一年後
変われますように
今のままではありませんように
変わってますように
子供の頃は純粋で
無垢で
自分で言うのもなんだけど可愛かった
戻りたい
やり直したい
そんなこと思った夏の夜