2/14/2025, 10:27:53 AM
喉を潤す。
ラベルは青に、浮かぶ白文字。
渇いていた喉は、熱い声援を忘れない。
私は両手を上げた。「お疲れさま」
君は口角を上げる。「ありがとう」
飲み残したペットボトルは、閉じたカバンの底に。
帰路は走らん、波立つそれらと共に。
2/13/2025, 11:10:51 AM
伝え方を考える。
電話か、メールか、直接か。
声で、文字で、姿勢で。
声震わせないで言えるかな。
やっぱり、ニコニコの絵文字付きにしよう。
いやいや、君の目を見て真っ直ぐに伝えよう。
目覚めて読み返す。ペンで書いた文字の群れ。
2/12/2025, 12:20:58 PM
記憶の未来と、忘却の過去。
「好き」という言葉が、
脳内のタイムマシーンで、
上下左右に揺れ揺れる。
辿り着いた場所は、白浜の海。
灯台で照らされた現在。ああ海馬よ。
2/11/2025, 1:26:37 PM
父の心臓が止まる。
心の臓器が鎮まる。
血液を巡らせて、
真っ直ぐに目を見て、
最期の息を聴いて、
力尽きた手を握って、
ハンカチで顔を覆って、
苦渋。
「父さん、ありがとう。」
2/11/2025, 9:08:10 AM
彼は夜空をふいに見上げて、ある星に願った。
そして私も、きっと同じ星に願う。
目上のアイシャドウを震わせて、夜風を両手で包む。
強く。また優しく。