勝手に頑張って積み上げてきたことも、誰かからしたらただのゴミでしかなくて、そんなのなんの救いにも、励みにすらならないことで、
でも、努力している自分が好きで、自惚れて
こんな自分恥ずかしくて誰にも見せられない
これが私の秘密です
〚誰にも言えない秘密〛
それは本当に無垢だった。
垢なんて何も無くて、澄んだ純白
純白は、陽の光を反射し、とても眩しく光っている。
なのに、他の色に染まるとすぐに吸収して、その色へと変化してしまう。
〚無垢〛
あなたと私のこれからは、終わりなき旅みたいになるだろう。
そんなことを思えたあの頃が懐かしい。
ずっと、今みたいにこれからもあの人と仲良くできるんだと、あの頃は確信していた。
今、私とあなたはこんなに仲が良い。
いつも一緒だ。2人きりで帰った時の幸せといったらなかった。本当に、幸せそのものだった。
それからもずっとずっと、この幸せが私とあなたの間にはあるんだと思っていた。
けど、そんなこと無かった。
意外と早く、この旅は終わりそうだった。
私とあなたの旅行記は、エピローグまで来てしまったようだった。
〚終わりなき旅〛
降り止まないような土砂降りが、私は大好きだ。
悩みや後悔を滝のように振る雨水が洗い流してくれる。それに、あいつが私に向けて言う悪口を傘に打ち付けられる大きな音でかき消してくれる。
小さなひとつの自信を少し大きく育ててくれる。
そんな土砂降りが、大好きで仕方ない。
〚降り止まない雨〛
あの頃の私へ
もっと、あの人と一緒にいられる幸せを分かってください。
あの人と仲良く喋れることが当たり前じゃないことを分かってください。
あの人と、笑顔で話してください。
強がったりしないでください。
そのままの私を見せてください。
あの時、誰かにあなたのことが好きだなんて言わないでください。
あの人が避け始めたら、あの楽しかった時間は、
幸せだった時間が来ないんだと覚悟してください。
嫉妬はしないで、あの人とあの子が仲良くしてたなら、諦めた方がいい。
私が傷つくだけだから。
〚あの頃の私へ〛