えっ?
見てくれ? お前の未来。
イヤだよ。良いことないって。
は? 告白するべきかどうか・・・
放課後にユミにする。
失敗なら、しないの?
イヤだよ。見ない。
それより、お前の能力と変えてくれよ。
その、過去をすっぱり忘れられる能力。
告白、何回目だよ。
後2回はする未来は見えてるよ。
魔法使いにこの世界の色を奪われた。
信号が無くなり、事故が多発。
皆の個性は失われていた。
僕は、思い立ち、この魔法使いを倒しに行くことにした。
まだ僕は、他人のおばさんの声援を受けることで、力が湧いてきて、魔法使いを倒す事が出来た。
世界の色を取り戻す事が出来た
黒い魔法使いにこのバラ色の世界の色を奪われた。
信号の赤青黄が無くなり、事故が多発。
皆の七色の個性は失われていた。
僕は、思い立ち、この魔法使いを倒しに行くことにした。
まだ青い僕は、赤の他人の緑のおばさんの黄色い声援を受ける事で力が湧いてきて、魔法使いを倒す事が出来た。
おとといだったっけ?
窓から見える桜が散ったら、俺の命も終わるって。
満開だったもんね。
まさか、昨日の嵐で全部散っちゃうなんて・・・
まだ、生きてるね。
うん。なんか他の植物にする?
他のが散れば・・・
あ、そうか桜しか見えない感じか・・・向こうの山なんてかなり遠いもんね。
あ、これは!
桜はこれから葉が出て来るから、その葉が出てその葉が散ったら・・・
これから新緑の季節だもん。
しばらく死ねないね♪
違う、違う、そうじゃない!
もっと来い、もっと! もう一声。
ヤバイなぁ、ここじゃない。こんなところじゃダメだ。
あいつら、あの森、あの公園、あの丘、辺りに行ったのか?
俺だけか、こんなコンクリートジャングルに降り立っちまったのは。
根を下ろせる場所が無いぜ・・・
せめて、こんな所じゃなくて、もっと良い場所…
仕方がない、少しの砂、少しの土、少しの水。
しぶとく生き抜いてやるぜ、絶対にな、こんな都会でも生きぬいてみせる!
絶対にな。
そして、来年、ここでは無い良い場所へ飛ばしてやるからな
たくさんの綿毛を!!
山本、すまんな、まあ座れ。
今日の試合の事だ。
うん。
そう、最後。
バッターは今日4三振の杉下。
ランナー一塁で
初球をバックスクリーンへサヨナラホームラン。
これで、甲子園出場を決めたわけだ
さっき、テレビ中継の映像を確認した。
俺のサインを送る所は映っていなかった。
だから、後は山本お前だけなんだ。
俺が、バントのサインを送ったのを知ってるのは・・・
杉下本人は、サインを勘違いしているから大丈夫。
俺は選手を信じ続けた監督と言われたいんだ。
頼む!
黙っておいてくれ! バントのサインをしたこと。
この、この思いだけは、山本、お前に届けたい!