2人だけの空間。

私はルームメイトと住んでいる。

2人だけでおはよう、行ってきます、ただいま、おやすみを繰り返す生活。
返してくれる人はどちらも1人だけ。



一見寂しく感じるけれど、
「地元の花火大会があるんだって！」
「いいね、行ってみようよ！」
と、世間話をしている時や、
ゴミを捨てる時、
「おはようございます。いつも早いですね。」
コンビニに行った時、
「あの人また同じ服着てる、、、。」

周りの人は意外と見ている。

一見すると、寂しいけれど、つながりはあるから、
寂しくない。

夏

私の心は夏のようー。





このフレーズを心の中で歌うと、晴れ晴れとした気持ちになる。

音楽の一部になれたような気持ちになる。楽しい。
その時だけ、私は現実から離れることが出来る。


夏のよう、、実際には、違う。

実際は私は夏のように清々しく、さっぱりとした夏でも、人を照らす元気な夏でもないし、。


だから現実でなくても、たとえ音楽の中だけでも、



私は夏になりたい。

隠された真実




あの人と会って怖い、思った。

何かが違うと思った。
今までの人とは違う何か。

自分にとって大切なもの、生き方が変わるような。


これが初めての恋の記憶

風鈴の音




チリンチリン、と鳴って私はイラッとした。


叔父さんがどうやら帰ってきたらしい。
風鈴の音を聞くと喧嘩の時に叔父さんが出す舌打ちの音、大きな怒鳴り声、


風鈴の音は綺麗なはずなのに、風鈴の鐘の上にはホコリが溜まっている。

嫌な記憶と風鈴の音。

波音に耳をすませて、





波音に耳をすませて涼しさを感じる。


波音に耳をすませて人の心を感じる。


波音に耳をすませてこれからの未来に不安を感じる。



波音に耳をすませれば聞こえる、世界の音。