時間があっという間に進んでいるのが分かる。
さっき見た時からいつの間にか20分経ってる。
分かってる。
私はこれをやめて今から課題をやらないといけない。
じゃないと苦しむのは私だ。
このままじゃ徹夜で課題を取り組むことになってしまう…
でも、どうしてだろう。
時間が迫ってる時のダラダラが1番楽しい。
だから、後5分。
後5分ダラダラしたらちゃんと課題やるから。
#現実逃避
好き。
この言葉だけで親愛なのか、恋愛なのか判断がつかない。
likeの方の好き、Loveの方の好き、そんな言葉があるぐらい。
本当に、便利だ。
「チョコくれるの??ありがとうー!大好き!」
「はいはい、ありがとう」
「えっ、ポテト奢ってくれるの…ありがとう…好き…」
「大袈裟だなぁ」
さらりと会話の中で生まれる”好き”は流される。
気軽なテンションで好きだと言う。
それは親愛だと取られがちだ。
君も、その1人なのかもね。
どちらの意味で取ってくれても良いよ。
私は君が好きな人だって、認識してくれるなら。
今日も私は好きだと言う。
大切な君に。
#Love you
別に、付き合いたいとかそんな感じじゃない。
好きだけど、そう言う訳じゃない。
でもふと思う。
1人で電車に乗ってる時、隣に座っているかのように、君を思い浮かべる。
美味しそうなお菓子を食べた時、君に食べさせてあげたいと思う。
窓から夕陽が差し込んでくる時、君の横顔が照らされる姿を想像する。
誕生日を迎える時、君だけは何としても0時丁度におめでとうと言いたくなる。
自分でも分からない。
人生経験がまだ足りないからかな?
君がどう思ってるかは知らないけど、私は君に他の友達とは違う何かを感じてる。
多分、私は君に恋人が出来ても喜ぶ気がする。
でも何処かで、その恋人に嫉妬する気もする。
キスとかがしたい訳じゃない。
でもそれを受け入れる自分も想像出来る。
恋愛と友情の違いはまだ私には分からない。
でも、今はそれで良い。
私が君に対してある一種の感情が存在して、それが今は溢れ出てないだけだ。
いつか分かる日が来て欲しい、今はそう思っている。
「おはよう!」
「おはよう」
朝、君の笑顔を見て喜んでいる自分がいるのは確かだから。
#溢れる気持ち
#ミッドナイト
midnightの日本語訳は夜中。
夜中、ベランダから外を見る。
少ない車通り、人気のない道。
街灯と月だけが目立つ闇空。
この世には私しか存在しないんじゃないか、と思ってしまう。
すぅ、と深呼吸をする。
朝とは違う、でもすっきりとした空気を吸い込む時が結構好きだ。
真っ暗な外を見つめると、思考がぼんやりとしてくる。
「……」
何も考えたくない、そんな時この時間帯はちょうどいい。
日差しに当たってばかりだと疲れる。
風がひゅうと当たる。
「寒いなぁ」
ただ外を見てるだけ。
でもこの時間は私を癒してくれる。
忙しなくて、慌ただしくて、それに心も体も疲れてるから
何も考えない、ぼうっとしているだけが
何よりも私の癒しだ。
「あー明日も仕事めんどくさーい」
叫ぶとぼんやりとした頭がスッキリする。
まぁ、いい。また明日もこう、ぼんやりしてるんだし。
「寝るか…」
ガラリと窓を開けて部屋に戻る。
外の空気が部屋の中にも入る。
とりあえず、おやすみなさい。
幼稚園から書いていた絵日記、いつからただの日記になったんだろう。小3ぐらいからかな。
何冊あるんだろう。
パラパラとページを捲る。
昔の楽しかった思い出、読んでもあまり思い出せない出来事。
でも当時の感情は確かに伝わってくる。
とっておいて良かったかも。
ふと、急に日記の文字が綺麗ななっていたことに気づく。
中学生になったのかな?
……だめだなぁ、ここら辺は読めない。
殴り書きの文字
鉛筆で真っ黒くなったページ
ぐしゃぐしゃになった紙の端
乱暴に破られた跡
薄目でそれらを確認して、閉じる。
この日記は当分開けないかな。
思い出したく無い過去だってあるんだから。
#閉ざされた日記