一輪のコスモス

たった一輪

確かにそこに
地に足つけて堂々と

秋恋

秋を感じる頃にも
まだ隣にいるのかな

愛する、それ故に

愛した故に
記憶に残るのは幸せだけだろう

愛するのに必要なものは数え切れない

静寂の中心で

誰かに聞こえるように
何かに縋るように

今日も1人で叫び続ける
誰かが手を差し伸べてくれるまで

燃える葉

燃える炎みたいな葉っぱも
いつかは散ってゆく

それでも
自分の存在を知らしめるように
必死にしがみつく