新しい地図

両手に抱えきれないほど

大きくて複雑で、存在も曖昧で

現在地も目的地も経由地も

何ひとつ明記されてない

だけど確かに手の中にあって

前には未来が、後には過去が、

私という人間の人生がある





25.4.7

貴女の地図とひとつになる日まで

貴女と見に行った桜は

雨の中で強く咲いていた

ほとんど会話しなかったけど

言いたいことはいっぱいあって

本当はもっと話したかった

今日は久しぶりに晴れたよ

快晴の日の桜は綺麗だったけど

私ひとりには眩しすぎて

やっぱり貴女が必要だった





25.4.5

来年も再来年もずっとずっと

一緒に桜を見たい

君と

退屈な1日を過ごせたら





25.4.3

今日はいつもより
君が好き

空に向かって手を伸ばせば

届きそうなのに

貴女に向かって手を伸ばせば

消えてしまいそうで

でも今その手を掴まないと

いけない気がして

いっそ空の透明な青色に

溶け込んでしまえ





25.4.2

ごめんねもありがとうも

貴女に贈るには言葉足らずで

はじめまして

ひとりぼっちの私

毎日会って

毎日話して

毎日幸せだった

貴女がいなくても

きっと大丈夫

貴女がくれた

思い出に守られてるから

すぐに会いにいくね





25.4.2

強がって帰らないなんて言ったけど

きっと会いたくなるのは私のほうなんだよ