後で書きます
「明日、もし晴れたら一緒に釣りにでも行くか」
ねぇお父さん、晴れたよ
なんで釣りにつれてってくれないの
なんで私を置いていくの
なんで私の心は晴れてくれないの
ねぇお父さん、目を開けてよ
だから、一人でいたい
一人でいたいのに理由はいるのか
お祭り
今年もこの季節がやってきた
例年この時期になると、地域一帯が阿波おどりや屋台を通して盛り上がる夏祭りが行われる
僕はこの祭りが嫌いだ
夜中なのに止まない騒音だったり、自分さえ良ければの精神か大量のポイ捨てがあったり、
神を祀るなんて気持ちがある人は1%もいないだろうこのお祭りは自分にとって迷惑でしかない
そんな事を考えながら自宅までの道を歩いていると何やら喜ばしいことが耳に入った
「今年の阿波おどり中止だって」
「人も少なくなってましたしね」
おいおいやっとあの騒音やゴミから解放されるのか
自分は嬉しくて飛び跳ねそうにもなった
その日の夜、いつも通りの静かさで落ち着ける夜がきた
いつも通りご飯を食べ、いつも通りお風呂に入り、いつも通りベッドに入る
ベッドに入り眠ろうとすると急になんだか寂しくなった
嫌なお祭りは消えて、静かに寝れるし自宅前のゴミを回収する必要もなくなったのに
そこで気付いた
自分だって自分が良ければいいの精神じゃないか
自分は自宅前の掃除しかしていない、大通りどころかお隣さん宅前のゴミすらも
しかも騒音だって別に嫌なものだけではなかったではないか
地域の皆が喜んでる明るい声、赤子の泣き声、久しぶりの再会に感動してるものの声
それらの何が嫌というのか
自分が嫌だという精神を一番自分がもっていた
反省するとともにこんな事を思っていた
「来年はお祭りがあるといいな」
神様が舞い降りてきて、こう言った
「蝗コ縺輔↑縺輔d菴千伐縺九d縺ッ譟セ蜩峨ワ繝翫?繧オ」
何も聞き取れなかった
どうやら人間向けじゃなかったらしい
よく考えたらそんな都合よく人間な理由もないか
一番多いわけでもなければ、救うべきでもないんだから