6/17/2025, 12:29:31 PM
届かないのに 2025.6.17
旅が好きなあなたは
旅先からいつも絵葉書を送ってくれた
真面目で不器用なあなたらしい文面から
温かく優しいあなたを感じ
帰ってくるのを心待ちにしていた
気持ちがすれ違い
別れることになって半年
届かないのに
あなたからの絵葉書を待ってしまう
空を見上げるたびにあなたを思い出す
今はどこを旅しているのだろう
6/16/2025, 10:55:24 AM
記憶の地図 2025.6.16
過去に出かけた場所を地図に記す
家族や友人、恋人とともに足を運んだ先は
海が多かった
海岸沿いを走る電車に乗る
砂浜を歩き貝殻を探す
波の音を聞きながら読書する
日の入りの写真を撮る
ただ海を眺める
時間がゆっくりと流れる
記憶の地図の
海沿いの街に
きっとまた印がつく
6/15/2025, 12:00:33 PM
マグカップ 2025.6.15
色とりどりのマグカップが並んでいる
両手で包み込むサイズ
店のロゴが書いてあるシンプルなデザイン
その中から淡いグレーとベージュを選ぶ
せっかくだからラッピングもしてもらった
こんなお洒落なマグカップで
コーヒーが飲みたいのよねとママ
大きさもちょうどいいねとパパ
それを聞いてプレゼントしたくなった
2人の喜ぶ顔が目に浮かぶ
早くうちへ帰ろう
6/14/2025, 1:57:29 PM
もしも君が 2025.6.14
あの日、君のことを突き放した僕は
素直に君の気持ちに応えることができなかった
本当は嬉しかったのに
もしも君が
まだ僕を待っていてくれるなら
君の好きなひまわりを
持ちきれないくらい大きな花束にして
ありふれた言葉しか言えそうにないけれど
素直に気持ちを伝えたい
6/13/2025, 2:26:58 PM
君だけのメロディ 2025.6.13
助手席に座る君が
キラキラと輝く海を見ながら
口ずさんでいる
僕は耳を澄まして運転中
君の声は
優しく澄んでいて心地よく
まるで陽だまりのよう
海と波風と君だけのメロディが
僕の耳から離れない