水たまりに映る空
雨が止み晴れ間がのぞく
雨粒が太陽に照らされて輝いている
雨の日の景色は
静寂で色が濃く趣があっていい
でも空は雨より晴れてる方が好き
水たまりに映る空
波打つ水面に描かれている
恋か、愛か、それとも 2025.6.4
雨が続き、なんだか気分も憂鬱
あなたに抱いているこの気持ちは何なんだろう
このままの距離でいいと思う時もあれば
もっと近くにいたい、手を繋ぎたいと
あなたを求めている時もある
友達みたいに冗談を言い合い大笑いしたり
他の子と楽しそうにしているのを見て
嫉妬している自分もいる
あなたに恋をして
あなたと愛を育んでいきたいのか?
それとも友達のまま付き合っていきたいのか?
自分の気持ちがよく分からない
窓の外を見る
雨はまだ止みそうにない
約束だよ 2025.6.3
卒業と同時に
上京したあなたと
最後に過ごした日
泣いてばかりいる私と約束をかわした
すぐに会いにくると
半年を過ぎたころから
会う日やLINEのやり取りも少なくなり
あなたの笑顔も寝顔も体温さえも忘れてしまいそう
遠く離れてしまうと
気持ちも離れてしまうのかな
約束だよ
あなたの声も言葉も遠くに感じる
悲しいはずなのに涙が出てこない
傘の中の秘密 2025.6.2
入学したての頃から憧れていた
先輩は校舎が違うので
あまり見かけない
偶然会えたときは嬉しすぎて
授業に身が入らない
終礼のあと教室を出る
誰かの雨が降ってる!という声が廊下に響く
傘を広げ正門に向かう
あっ!先輩の後ろ姿を発見
同時に隣にいるロングヘアの人も見つけた
ひとつの傘に入って寄り添っている
目の前の現実を受け入れた途端
ぐっと込み上げてくる想い
涙が溢れてきてどうすることもできない
先輩に気付かれたくない
そして傘で顔を隠した
雨上がり 2025.6.1
雨上がりの朝
窓から見える
色とりどりに咲いた紫陽花
木漏れ日に照らされ
雨粒が宝石のように輝いている
雨上がりの夕方
空は水彩画のような薄いピンク色
木々や植物、建物に道路
すべての物の色彩が雨によって濃く色づき
目に映る
雨の日の風景を見るのも楽しい