5/7/2025, 10:45:53 AM
木漏れ日 2025.5.7
穏やかな晴れの休日
彼とドライブ
新緑の鮮やかな樹木
青空を背景に
爽やかな風が葉を揺らす
車の窓を全開にする
澄んだ空気が車内を満たす
運転席のあなたと目が合った
あなたは外に向かってそっと指をさす
木漏れ日が
私たちの進む道を案内してくれるように
優しく光をさしていた
5/6/2025, 10:54:54 AM
ラブソング 2025.5.6
平安時代の男女の文のやりとり
結び文と呼ばれる恋文は
木や花の枝に結んで送るのが
雅とされていたそうだ
風流で奥ゆかしいラブソング
そういうものに年々憧れる
歳を重ねるとは
こういうことなんだろうか
5/5/2025, 11:31:40 AM
手紙を開くと 2025.5.5
花束に添えられていた手紙
長い付き合いの中で
花束をくれたのは初めて
ロマンチストでもなく
淡白で無愛想で
物足りない気もしていた矢先の出来事
手紙を開くと
爽やかな柑橘系の香りとメッセージ
あなたらしい几帳面な字で
「これからも隣で笑っていてほしい」
あなたからの初めてのラブレター
今も大切に持っています
5/4/2025, 1:26:40 PM
すれ違う瞳 2025.5.3
同じ景色を見ていても
同じ時間を過ごしていても
いつからだろう
あなたはよく物思いにふけり
黙りこむようになった
邪魔をしたくないから
わざと離れてみる
一緒にいても すれ違う瞳
そっとあなたの横顔を見る
その瞳の先には何が映ってるの?
5/3/2025, 11:45:18 AM
青い青い 2025.5.3
旅先で
バスに揺られ降りたところは
海が見渡せる岬
目の前に大海原が広がる
波風が強く
波の音、風の音を体中に感じる
空も海も
青色の絵の具で塗り広げたように
どこまでも青い はてしなく青い