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12/8/2024, 2:21:31 PM

ありがとう、ごめんね 作虹藍

あたりまえ
そう思っていることの中でも
よくよく考えたら
自分で出来ることを
相手の思いやりの心で
してもらってることがある
当たり前じゃ無いんだと
考えさせられた時に
ありがとうと
素直に言うことが出来たら
なんて素敵だろう
また
自分が悪くても
言葉で言わなくても
分かってくれるだろうと
素直に言えないことば

ありがとう、ごめんね

この言葉があれば
お互い嫌な気持ちもしないだろう
気持ちは言わないと伝わらない
いつも
相手を想い言葉が使える
素直な自分でいたい

12/8/2024, 4:46:14 AM

部屋の片隅て 作:虹藍

あれは
いつからあっただろうか
部屋の片隅に
あるだけで安心さえ覚える
小さい時に
祖母から貰った
うさぎのぬいぐるみ
それがなければ
部屋の景色さえ
完成しないように思える
肌身離さず
持っていたから
リボンがとれ
つけ直した

笑えるかもしれないが
どんな時も私を見守って
くれているようで

12/6/2024, 12:42:05 PM

逆さま 作:虹藍

現実世界では不器用な私でも
あべこべ世界では
苦手な人付き合いも
仕事の要領も
好きなことに打ち込むことも
色んなことが
器用にできるのでは無いかと
時々考える
私は、不器用だから
今までやってきた事は
何ひとつとして
無駄ではなかったと
そう思うけれど
ひとつのことを
なしとげるのに
人より何倍もかかる時間も
他のことに使えるのでは無いかと
そう思えて

でも、
人と比べる必要はないけど
この私の不器用さが
日々を彩る味となり
個性として輝いていればいいのだけど

12/5/2024, 2:18:54 PM

眠れないほど 作:虹藍

体と脳は疲れ果て
夜に誘われ
今にも眠りに落ちてしまいそうなのに
眠る前の一時(ひととき)
暗闇を見つめ
あなたの事を
ただぼんやりと想い
とりとめもないことを考えてしまう
寝ようとすればするほど
眠れない時間を過ごす
何も見えない
暗闇の中に
永遠の瞬間(とき)を数える
時計の音だけが
自分の心臓の音と
ループするように
一定のメロディを刻んでいく
今この瞬間が
二度と訪れない
宝物であるように

12/4/2024, 2:09:13 PM

夢と現実 作:虹藍

目の前に現れた湖
心が奪われそうな
鏡のようにきらめく水面
永遠の瞬間を閉じ込めたまま
静かにたたずんでいる

温かな日差しの中で
運転している私
どこまでも
道が続いているかに見えて
猫にさそわれるまま
その道をたどると
湖の中にたどり着いてしまった

不思議に思った次の瞬間
息ができない
そう思い
あがいてみるが
どこまでも広い
底なし沼に沈んでいく

暖かな昼下がり
ふと目が覚める
いつの間にか足元に
三毛猫が寝そべっていた
湖をぼんやり眺めながら
目が覚めると
そんな光景が頭に浮かぶ

寝ている間に反転世界の
パラレルワールドにでも
迷い込んで
しまっていたのだろうか

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