大人になったら何をやっているのだろう?
どこに住んでいるのだろう?
どんな友人に出会えているのだろう?
そんな疑問は今の自分ではわからない。
でもいつか、わかる日が必ず来る。
その日を期待して。
今日も目を静かに閉じる。
お題 未来
もし、この世界が終わるのなら。
僕は君と一緒に歌を歌おう。
君の好きな歌で。
君の好きな場所で。
君の好きな花を持って。
一緒に歌おう。
そして、一緒に死のう。
お題 世界の終わりに君と
私は誰にも言っていない秘密がある。
私は最近、奇病という大変めずらしい病気になった。
「嘔吐中枢花被性疾患」通称「花吐き病」という。
その症状は、片思いをこじらせて苦しくなると突然花を吐いてしまうというものだ。
そう。
私は絶対に叶わぬ恋をしている。
これは私だけの秘密。
家族にも奇病のことは言っていない。
私はこの思いを抱えて死んでいくのだ。
お題 誰にも言えない秘密
心地よい温かさの春から雲一つない蒸し暑い季節へと変わった。
僕の通っている高校は夏はみんな強制的に半袖になる必要がある。半袖を着ていないと先生から注意を受け親の元へ連絡が行く。
ここの地域は他のところよりも気温が高いからこういった熱中症対策が必要なのだ。
僕の親は、僕に罵詈雑言を言ったり機嫌が悪ければ暴力を振るったりする。
そんな奴らに電話してみろ。
機嫌がすぐに悪くなり僕をサンドバッグのように痛めつけるに決まっている。
だから今日も腕についた傷や痣を包帯で隠して学校に登校する。
お題 半袖
一般的に天国は理想の世界。永久の祝福を受ける場所と言われている。
地獄は罪を犯したものが送られ罰を受けるとされる世界と言われている。
本当にそうだろうか?
現世で良い行いをしたとしても必ずや天国に行けるのか?
罪を犯したものが天国、良い行いをしたものが地獄に行くことは絶対にないと言い切れるのか?
天国と地獄はただの妄想にすぎないのだ。
お題 天国と地獄