ここから飛び出すなんて
できないと思っていた

ここから飛び出したら
どう生きていけばいいのか
わからなかったから

窓の外の世界に
住めると思わなかった

ここではない
ちがう居場所を見つけた
そこは
心地よい　幸せな場所

飛び出すことを
怖がらなければよかった
ここではないどこかで
心穏やかに生きていられる
そういう場所を探すことも大切

繊細さん
音に敏感　
人の感情に敏感
大勢の人がいると疲れちゃう
ひとりになりたい時もある

組織という
花束の中では
変わった人に見えちゃうけど
ひとりの人としてだったら
ただの繊細な花　　

おはよう

いってらっしゃい

ただいま

おかえり　　

おやすみなさい

こんな日常のあいさつに
「大好きだよ」があったら
毎日の好きが積み重なって
愛情という絆が
強くなっていくような気がします

雲ひとつない
快晴の日の
空のような青色

満開に咲いた
桜並木を歩いた時に見た
淡いピンク色

新緑の時に
芽吹いたばかりの若葉のような
黄緑色

燃え上がるような
恋をした時の心ような
真っ赤な色

どれも好き

黒板に相合傘を書いて
ふたりのイニシャルを入れた
ただそれだけなのに
頬がピンク色に染まった
子どもの頃の思い出

大人になると
そんな純粋さを忘れてしまうけど
本物の傘で
雨の中を相合傘で歩ける
ときめきを知った