あなたに買ったこの花束

いつ渡そうかな

あ、そうだ

花束を渡すための

2人だけの記念日を作ろうか

私のたくさんの表情を知っているあなたに

どうか、あなたが死ぬ時は

どうか、私が死ぬ時は

最後まで笑顔で、

私もあなたも、笑顔で

言葉にできない恐怖を

紙飛行機にして飛ばせれば

あなたは受けとってくれるかな

どこにも書きとめることの出来ないこの言葉を

あなたの脳内に書き殴ってもいいですか？

不器用な私を

愛を知らない私を

飾ることを辞められない私を

時計の針が戻るのならば

いつかの私を変えてやりたい

溢れる気持ちを語ってしまったら

文字に起こしてしまったら

愛やプライドなんてものはどうでもよく

悔しさと苦しさが溢れてくる

そんな気持ちすらも

私の心の中でじっとしていた